Changes between Version 6 and Version 7 of GRAPE-DR model 450


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Apr 4, 2009 8:06:44 PM (16 years ago)
Author:
nakasato
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  • GRAPE-DR model 450

    v6 v7  
    2020GDRLIBは、LSUMP(仮称)コンパイラで生成したDDコードを、KFCR社のGRAPE-DR model 450で使うためのAPIである。もともと、GRAPE-DRでは、アセンブラからAPIを自動生成する機能があるが、あまり使いやすいとはいえないので、より直感的に使えるようなラッパーとしての役割を果たす。まず、APIの説明をした後、使い方の例を解説する。 
    2121 
    22 なお、現時点ではDD演算用に特化しているため、アプリケーションもC++でコンパイルする必要がある。 
    23 === int GDRsetup(void) === 
    24 XXX 
     22なお、現時点ではDD演算用に特化しているため、GDRLIBとアプリケーションは、どちらもC++でコンパイルする必要がある。将来的にはより汎用的なデザインと置き換える。以下に出てくるDDやQDは、qd-2.3.7ライブラリにより定義された四倍精度、八倍精度変数のclassである。 
     23 
     24=== int GDRsetup() === 
     25GRAPE-DRボードの利用を開始する。これによりボードなどの初期化処理がおこなわれる。正しく初期化ができた場合は0が返り値になる。(現バージョンはエラーチェックなし) 
     26 
     27=== int GDRcleanup() === 
     28GRAPE-DRボードの利用を終了する。ダミー。 
     29 
     30=== void GDRrun(int n) === 
     31GRAPE-DRボードでの計算を開始する。引数nは、ループ回数である。この関数は、以下にでてくるデータ転送関数を適切に実行したあとで、呼ぶことにより、実際の計算がボードで実行される。この関数はボードでの計算が終わるまでブロックする。 
     32 
     33=== int GDRwriteQD_BM(int i, int n, qd_real *p) === 
     34BMにQD変数のデータをn個書き込む。iは書き込む場所(変数)を指定する。通常、BMデータはループの回数分だけ必要なので、nはループの回数と等しい。配列q[]のサイズはn以上でなければならない。現バージョンでは、すべてのBBに同じデータを書き込む。さらに、GRAPE-DRでは4要素のベクトル処理が基本動作であるが、この関数は4要素全てにq[]を書き込む。 
     35 
     36=== void GDRtransferBM(int n) === 
     37BMのデータを転送する。GDRwriteQD_BM()は実際には内部バッファへのコピーしかしないので、この間数を呼ぶことでボードへの転送がおこなわれる。この関数は転送が終わるまでブロックする。 
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