7 | | * RV770アーキテクチャのGPUチップは、Radeon HD4850, HD4870として売られているボードに搭載されている。 |
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9 | | * 二つのボードの違いは、動作クロックとメモリインターフェイス |
| 7 | * RV770アーキテクチャ(正確にはアーキテクチャの名前はR700)のGPUチップは、Radeon HD4850, HD4870, HD4890として売られているボードに搭載されている。 |
| 8 | * Stream Coreと呼ばれる単精度浮動小数点演算器が800個搭載されており、それぞれが単精度でMultiply-Addが可能なprocessorである。Stream Coreには2種類あり、片方は単純に単精度演算ができるStream Core(SC)で、他方は三角関数なども可能なT-Stream Core(T-SC)である。 |
| 9 | * 4組のSCとひとつのT-SCが組になり、5 wayのVLIW processorを構成している。このThread Processor(TP)は、内部に128個(?)の128 bit汎用レジスタとそのた一時レジスタなどをもつ。TPの命令実行には様々なパターンがあり、最大で5個の単精度または32 bit整数演算、あるいは4個の単精度/整数演算+1個の関数演算、あるいは2個の倍精度加算、または1個の倍精度乗算が実行できる。RV770は合計で160個のTPを持つ。 |
| 10 | * TPが16組集まってSIMD engineとよばれるユニットを構成する。SIME engineには共有メモリ(Local Data Store;LDS)と外部メモリへのtwo-levelのキャッシュがある。SIMD engine内では、LDSを利用することでTP間のデータのやりとりをおこなうことができる。SIMD engine内のTPは同一の命令を実行する。RV770は合計で10個のSIMD engineを持つ |
| 11 | * SIMD engineへの命令の供給と制御はUltra-threaded Dispatch Processor(UTDP)というユニットがおこなう。UTDPは、異なるSIMD engineに別々の命令を供給することが可能。そのためRV770全体ではSIMD実行ではなくMPMD実行になる場合がある。また、名前からするとひとつのSIMD engineに供給する命令流を複数切り替えることで、メモリの読み込み隠蔽などをおこなったりもするのだろう。 |
| 12 | * HD4870とHD4850の違いはRV770チップの動作クロック(750 MHz vs. 625 MHz)だけでなく、外部メモリへのインターフェイスも違う。4870はDDR5メモリと接続され、メモリ帯域幅は115.2 GB/sec (256 bit bus, data clock rate 3600 MHz)である。4850はDDR3メモリと接続され、メモり帯域幅はX GB/sec (256 bit bus, data clock rate X MHz)である。HD4890はHD4870のクロックをさらにあげて850 MHzとしたもの。メモリクロックもあがってる? |